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☆移転のお知らせ☆

及川貴和子の個人サイト
【INFO. KIWAKO OIKAWA】開設にともない、
ブログの更新を停止いたします。
アーカイブとして当ブログは残しておきますが、
今後はこちらのサイトにて、
よろしくお願いいたしますね。

【INFO. KIWAKO OIKAWA】
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2019年4月 及川貴和子


 


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◇データベース・ランキングサイト◇
 


ごきげんよう皆さま。及川貴和子です。
京都傀儡堂をメインに、ミストレスとして活動しています。

更新頻度にはムラがあると思うけど、見守ってくれると嬉しいわ。
よろしくどうぞ

京都SMクラブ傀儡堂 及川貴和子キャスト紹介
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最新NEWS

【出張予定】
土曜日・日曜日は基本的に大阪日本橋エリア受付になりました

【DVD発売中!】
最新DVD 
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「女王様と家具奴隷 快楽・調教・拷問」
家具奴隷になりたいM男に無理難題を突きつけ、動いたらお仕置き!
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レザー・エナメル・ラバー衣装フェチにもおすすめですよ

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その他作品もDMM動画SMクィーンロード より絶賛配信中☆

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DVDレビューブログ

「淫美ジュアル」
北川プロ より絶賛発売中☆


【雑誌掲載!】
最新掲載
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ワイレア出版『スナイパーEVE』66号に亜きら女王様とのプレイグラビアが掲載されています
次号の67号付録には撮影現場のDVDが付録される予定です!
収録プレイは2000発耐久鞭、擬似黄金、家具調教、ペニバンなど。
ぜひぜひご覧になってね☆
「スナイパーEVE66号」


三和ムック『女神の愛』第10号に、私をモデルにしたイラストが掲載されています
「女神の愛 10号」

ワイレア出版『スナイパーEVE』54号にプレイグラビアが掲載されています
55号付録には撮影現場のDVDがございます!
収録プレイは奴隷調教、ペニバン、体液、嘔吐など。
ぜひご覧になってね☆
「スナイパーEVE 54号」
「スナイパーEVE 55号」


【MV出演!】
シンガロンパレード さんのMVに出演させていただいています
夏のビーチを水着で踊っていますので(笑) ぜひご覧ください!
シンガロンパレード「悠you自適」【MV】
こちらはエキストラで映り込んでいますので探してみてね
シンガロンパレード「BGM」【MV】


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嘔吐プレイについての、よくある質問まとめ

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札幌出張前後には頻繁に更新。

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2018年 出勤・出張スケジュール
出張スケジュールが決まり次第、更新いたします

1月 Jan
2月 Feb 大阪日本橋…18・24・25日
3月 Mar
4月 Apr 札幌…上旬 東京新宿…下旬
5月 May 東京新宿…上旬
6月 Jun 札幌…上旬
7月 Jul 東京新宿…中旬 札幌…下旬
8月 Aug
9月 Sep 
10月 Oct  
11月 Nov
12月 Dec
 

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私の得意プレイのひとつであります、
「嘔吐プレイ」について、よくあるご質問をまとめました

オススメ食材組み合わせリストを作りました

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『人間家具調教』
メールマガジン女帝の密室 2016年11月配信号より


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後ろ手の手枷を足枷と繋ぎ、
ベッドの上で強制的に正座をさせた奴隷の膝にたっぷりと深く座り、背を預けた。
髪が顔にかかってくすぐったいのか、それとも髪と頭皮の匂いに発情したのか、
彼、否ソレの荒い鼻息がハァハァと首筋にかかって不快になる。

「なんだか家具のくせに随分うるさいわね」
「申し訳ありません...」
「黙りなさい。家具にお口はついていないものよ」

更に体重をかけて凭れると、うめき声を噛み殺してそれは黙った。
姿勢を保つのに必死なようだ。
愉快になって、私はまた強く体を押しつけた。
座りだした頃にはまだ勃てる余裕のあったペニスは、萎みきってどこにあるのかも分からなくなっている。
それがまた愉快で、少し笑いが漏れてしまう。

この言葉の分かる家具は、体格の良さの割には軟弱で強度が足りない。
オットマン程度には使えるけれど、
私の求める品質のマッサージチェアやテーブル、頼りになるスツールにはまだまだならないでいる。
甘やかしてバスタオルにしていても良いのだけれど、
それでも使えなければゾウキンにして、汚れたら捨てるしかない。
それでも良いのかしら、と訊ねてみたら、ソレはもっと役に立ちたいと申し出た。
私はその必死な顔と気持ちをとても愛しく思い、
役に立つ家具になれるよう調教をすることにしたのだった。
勿論、嫌ならゾウキンに戻ったら良い、ダメになったら捨てられるだけだとは伝えている。
それでもソレは調教を望んだので、私は所有者としてきちんと手をかけることに決めた。

脚がしびれるのか、腹筋背筋が苦しいのか。
ソファになっているはずのソレは、ぷるぷると震えだした。
鼻息だけは必死に抑え込んでいるようなので、偉いねと空中に言い、背もたれを撫でた。
少し気が弛んだようなので、私は携帯電話に手を伸ばし、
ネイルサロンに予約電話をかけることにした。
私が電話をかけていることに気づいた瞬間、ソレは再び身を固くし、更に息を潜める。
電話の向こうから微かに漏れる見知らぬ女性の声をわざと聞かせるようにしていると、
座面と背もたれが急速に汗ばんでくる。
顔は見えなくても、面白いほど伝わってくる緊張に私の加虐心がそそられてしまう。
ロッキングチェアのようにユサユサと揺らして悪戯をしてみると、
堪え切れなかったうめき声がこぼれてしまった。

「もう、変な電話だと思われたら恥ずかしいでしょ。大人しくしていてちょうだいよ」
「...ウゥ...」
「そう、分かってくれればいいのよ」

通話を終え、またしばらく腰かけていると、
ガチガチに全身を固めて強ばっていたソレの筋肉が、
少しずつ力の抜きかたを理解しだしたようで、柔らかくなってゆく。
座り心地が良くなってきたわ、とまた背もたれを撫でて褒めると、
埋もれていた屹立が徐々に存在を主張しはじめた。

「うふふ、なんて単純なのかしら。さすが家具ね」
「.........」
「もう少し頑張ってちょうだいね。そうしたら次は、ベッドマットにしてあげるから」
「.........」

家具は家具らしく静かに黙ったままであったが、
私の背中に伝わる鼓動の高鳴りと、腰を押し上げようとするペニスの硬さが、充分な返事になった。
ゆっくりと立ち上がり、背面で繋いでいた枷を外してやる。
ソファだったソレの背中はびっしょりと汗をかき、
私の重いヒップに敷かれていた脚は痺れきっているようだ。
仰向けで寝なさいと命令しても、なかなか姿勢が変えられずモゾモゾとしている。

ようやく平らになったソレを、今度はベッドマットとして使うために、
私は文庫本を1冊手に取り、脚の上に脚、腹の上に腹、股間の出っ張りを押し潰すようにして腰を乗せ、
肩の上に肘を置くようにしてうつ伏せで圧し掛かった。
小柄な私の身体がベッドマットになったソレの上に寝転がっても、まだ余裕が残る。
密着されて驚いたのか、目線の真下にあるソレの顔がまた緊張する。

「座り心地よりは寝心地の方が良さそうね。
お昼寝出来るベッドくらいには、なってもらわないと困るわ」
「はい、頑張ります」
「ふふ、ベッドも喋らないのよ。一章読み終わるまで黙っていてちょうだい」

慌てて口をつぐんだソレの顔に腕を乗せて、私は本のページをめくりはじめた。



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『羞恥責め』
メールマガジン女帝の密室 2016年8月配信号より


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大きな鏡の前で、私は後ろ手に縛られている。

自分の裸体など見たくはないが、命令があれば見なければならない。
見慣れた身体のうえを、細い指が軽やかになぞる。
たかがその程度の触れ合いに喜んでしまうわたしの心と、同じように喜んでしまう下半身と、
それを見透かしたように微笑む、鏡越しの彼女。
彼女が持つしなやかな女性の身体とはまるで違う、たるんだメリハリのない醜い肉に縄がかかって、少しは形が整えられたような気がする。

高手小手に纏められた私の上半身がほんのりと汗ばみ始めると、次は乳首をつままれる。
優しく、時折強くつねられるが、私の上半身は縛られてしまっているので、痛くても逃げられない。
痛みと心地よさをランダムにあたえられて、私の乳首は次第に腫れ膨らんでしまった。
腫れた乳首の感覚は余計に鋭くなり、少し爪先で弾かれただけでもぞくぞくとした快感になる。
私の口からは、あう、と、だらしのない喘ぎ声が出てきてしまった。
色気のない不気味な自分の声など聞きたくないのに我慢できず、
しかも、目の前の美しい彼女にこんな声を聞かれていることにさえ昂ってしまう。

「恥ずかしい子ね...もっと恥ずかしくしてあげましょうね」

ぐいぐいと縄を引っ張られて強引に連れてこられたのは、部屋の玄関ドアの前だった。
少し足を踏ん張って抵抗したが、今の私にはなすすべもなく、扉にドンと押し付けられてしまう。

「ここは廊下の音が聞こえるでしょう?ほら、静かにして」

廊下でかかっている有線の音、エレベーターの音、どこかの部屋に入るであろう男女の話し声と足音。
部屋の奥では聞こえなかった外の気配が、ここではありありと感じられる。
扉1枚隔てて晒された外界に緊張している私の顔を見つめる彼女はとても満足気で、
私の恐怖心など、みじんも気にかけた様子はない。

「大きい声を出したら、お外に聞こえちゃうから気を付けてね」

いつの間にか縄が足され、私の背の縄はドアノブと繋げられて、入室したときにかけたカギも開けられてしまった。

「暴れるとドアが開いちゃうから、恥ずかしいなら気を付けてね。
私は開いても構わないけど」

そういうと彼女はまた指を皮膚に這わせ始め、つまみ、なぞり、爪を立てて、
更には陰茎をもてあそび、引っ込んでしまった私の快感を再び引き戻しはじめた。
薄暗い玄関ホールで、寄り添い見つめられて身体をまさぐられると、弱い私はすぐ快感に流されてしまう。
私は彼女の奴隷であり、所有物であり、すべては彼女の意のままである。
そういう風にできているから、仕方がない。
仕方がないとはいえ、こんな場所でも感じさせられてしまうほど愚かな自分には、恥じ入るしかない。

「...あら、誰か来たみたいよ。
その辺の人は、お前みたいな変態がここにいると知ったら怖がってしまうから、そんな酷いこと、しないでね」

そう注意されても、私の駄目な口からは声が漏れ、駄目な身体はよじれて、がたがたとドアノブを鳴らしてしまう。

「お、お許し...お許しを...」
「なんて言ったの?聞こえないわ」
「も、もう...お許しください...!」
「なぁに?大きな声で言ってくれないと分からない」

どこかのカップルの話し声が近づいてくるにつれて、彼女の手は激しく動き、快楽で私を責める。
もしこのまま達してしまえば、彼女の服を汚してしまう。
ニコニコと意地悪に微笑む彼女に対して、私の心臓は緊張と興奮に昂りすぎて壊れそうだ。

「お、お、お許しください女王様!!もうお許しを...!!」

ついに叫んでしまった私の背後の廊下で、カップルの声がぴたりと止まった。
脱力した私を満足そうに見つめると、彼女は私の頬を両手で包み、犬のように撫でた。

「うふふ。よく出来たわ、とっても良い子ね」

愚かな私の羞恥心は、その一言でどこかに溶けて、なくなってしまった。



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『萌芽』
メールマガジン女帝の密室 2016年8月配信号より



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お盆休みに里帰りをし、年に数度しか寄らない地元の駅に降りた途端、
とても懐かしい顔を見つけた私は、彼に声をかけずにいられなかった。

「こんにちは、T先生、ですよね。わあ!お久しぶりです!」

白髪はずいぶん増えたものの、立派なスーツを着こなした
紳士然とした姿には、少しも変わりがなかった。
先生は、突然話しかけられて驚いた様子だったが、
名前を告げると、すぐに思い出してくれたようで、その微笑みを私に向けた。
T先生は、私が小学6年生だった頃の担任である。受け持ちは社会科だった。
スマートな振る舞いと、きっちりしたスーツ姿が子供から見てもハンサムで、
生徒、とくに女子からはとても人気があった。

「思い出してもらえて良かったです」
「よく覚えていますよ、君はよくできた生徒だったから」
「ふふ、本当に嬉しい。私はすぐに先生だって分かりましたよ」

だって、忘れられないから。
そう言いたくなって、私は先生をじっと見つめた。
先生は私にとって、限りなく初恋に近い憧れを、サディズムに変えた人だから。

小学6年生の頃の私は、大変なマセガキで、
なんの経験もないくせに、知識と興味は一人前だった。
仲の良い女友達と一緒になって、発情したサルのような同級生に
気のある素振りをしてみせ、告白させては振ったり、
わざとセクシュアルな話題を向けてみたりして、笑っていた。
カップがCになっただの、生理が来ただの、誰にいやらしいことを言われただのと、
マセガキな上に性格も悪かったが、顔はそれなりで、
成績も家庭環境も良かったために、先生受けはとても良かった。

悪童であった私たちと、その取巻きの男子のグループで流行っていた遊びが、王様ゲームだった。
どこで覚えたのかは忘れてしまったが、放課後、誰かの家に集まっては割りばしを引き、
尻をたたく、パンツを見せる、男子には強制女装をさせるなどしていた。
そこには幼い私たちの、拙いサディズムがあったように思えるが、
引き起こされるのは痴態による笑いであり、単なる遊興だった。

ある日の昼休み、王様ゲームが流行っているという話を先生にしたのだと思う。
そして、数人の生徒と先生で、王様ゲームをやることになった。
その時、誰と一緒で他にどんな事をしたかは忘れてしまったけれど、ただ一つ覚えているのは、
私が先生の頭を踏みつけた、その瞬間のことだ。

X番は王様に土下座して頭を踏まれる、と命令したとき、
先生は笑いながら、靴は脱いでくれよと言ったように記憶している。
同級生の頭はそれまでいくらでも踏めたのに、先生を踏むと思うと緊張した。
上履きを脱ぎ、靴下を、跪いた先生の髪にそっと触れる程度に当てたとき、
友達らは大いに笑い、私も笑いながら、胸は破裂するほどに高鳴っていた。

当時は、その緊張と動悸が、先生に対する憧れや照れだと思っていた。
中学に入り、高校生になり、性衝動や肉欲が題材の小説を読み耽り、
それらしい恋や性体験を重ねても、あの高鳴りと同じものは生じなかった。

どうして先生があんな下品な遊びに付き合ってくれたのか。
どうして立派な大人の男が、小生意気な女子生徒に跪いたのか。
どうして笑って頭を踏みつけられてくれたのか。
どうして、あれが忘れられないのか。

ひとつの答えが出たのは、私が女王様になってからだ。
ハンガーにかけられたスーツ、丸く土下座する白い背中、整髪料で整った頭。
「ご挨拶」という形式ではなく、跪いている男の姿そのものにサディズムが高まり、
私は毎度必ずその後頭部を踏みにじっていることに気付いた。
土下座をする奴隷たちの姿は、私にとって、あの日の先生の影写しである。
大人が子供にひれ伏す、先生が生徒に跪く、
非教育的で不道徳な行為を私にさせ、興奮に転換したのは、先生なのだ。

どうして、私を覚えていてくれたのか。

そう聞きたくて、私は更に沈黙を重ねた。
先生はあんなこと、忘れてしまっているかもしれない。
だけれど、もしかしたら、今の私ならば。
一遍通りの世間話をし始めた先生を遮って、私は勝負をかける。

「暑いですから、よければ一杯お茶でもしませんか?先生」

頷いた先生の眼差しには、あの日よりも精悍な色気があるような、気がした。



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『ご挨拶』
メールマガジン女帝の密室 2016年7月配信号より


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部屋のドアの向こうから、ノックの音がした。
どうぞ、と声をかけると、おずおずと現れるタオル一枚の男。
ボンデージに着替えた私に怖じ気づいているようだ。
居心地の悪そうな顔は可哀想だけれど仕方ない。さっきまでのフレンドリーな空気は欠片も残していないのだから。
ベッドに座ったまま、私は脚を組み変える。
戸惑うような視線を感じるが、無視する。
「ご準備は?よろしいかしら」
「あ...はい」
「じゃあ、ご挨拶からしてちょうだい」
足元の床を指差すと、男は、自分がベッドに座ってはいけないということは察したようで、のろのろと正座をした。
「初めまして、お願いします」
にやけて会釈する男を、じっと、見据える。
私が無表情のままだからか、合わせたその瞳に緊張が走った。

「初対面なのに、そんなつまらないご挨拶しかしてくれないの?」
私は男の髪をゆっくりと掴むと、地面になすりつけた。
もじもじと蠢く男を奴隷へと変えていくために、まずは姿勢の指導から始める。

ご挨拶なんだから、土下座くらいはしてくれないとね。
指を伸ばして、まっすぐにね。
背中は小さく丸めなさい。
あらあら、情けない格好になったわね。
それでいいのよ。お前は。
ほら、もう一度ご挨拶してごらんなさい。

「...お願い、しま...」
丸まった矮小な背中から出たささやかな言葉に、私は、はぁ、と大きく溜め息をついてみせる。
姿勢は良くなったので、次は態度の指導だ。
面倒ではあるが、イチからきちんと教えてあげなければ、大抵の男は奴隷にさえなれないのだから仕方ない。

あら、声が小さくなったわよ?どうしたの?
さっきまでのおしゃべりの声は何処にいったのかしら。
声は出せるんだから、きちんと挨拶出来ないなんてことはないわよね。
出来ないなら出来るまでやらせるわよ。
そうしたら困るわね、遊んでもらえなくなっちゃう。
そうね...女王様、本日はご調教よろしくお願いいたします、くらいは言ってもらいたいわ。
お前に覚えられるかしら?

ふふ、と笑んで背中を撫でると、それはビクリと震えた。
シャワーを浴びたばかりなのに、緊張が度を越えているのか、もう汗ばんでいる。

ねえ、身体も熱いし耳も赤いわよ。
緊張しているのね。
何か、怖いことでもあるのかしら...。

そう囁いてから、頭をヒールで踏みつける。
軽くなじっただけで、奴隷になりつつある男からは、うう、と声が漏れた。

ほら、喘いでいる暇があったらきちんとご挨拶してちょうだい。
もう出来るわよね?

さあ、と促すと、今度はしっかりとした声が聞こえた。
「女王様、本日は、ご、ご調教、よろしくお願い、いたします」



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『顔面騎乗・呼吸管理』
メールマガジン女帝の密室 2016年6月配信号より


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「さあ、お前の座り心地はどんなものかしら」

黒く艶やかなサテンのパンティと、そのパンティに包まれた柔らかな肉が、
私の頬を、口を、鼻を押しつぶす。
つぶれた鼻には、かすかに彼女の汗と蜜の匂いが感じられた。
布と肉の隙間から匂いを探すように、私は深く呼吸をした。
「ふふ、そんなに鼻息を荒くしていたら、私のパンティが湿ってしまうわ」
ぐりぐりと鼻に股間を押し付けられる。
振り返るようにして私の顔を覗き込み、ニコニコと笑う彼女を下から見上げると、
否応なしに、ますます鼻息が荒くなってしまう。
私の鼻息の湿気で、彼女の匂いが濃くなっていくような気がする。

彼女は一度腰を上げると、私の腹に座ってサテンのパンティを脱ぎ、
エナメルのTバックパンティに着替えた。
「もっともっと、興奮しなくっちゃね」
脱いだばかりのサテンのパンティは、嬉しいことに私の顔にかぶせられた。
鼻にあたる部分は、ちょうど、彼女の中心であったところだ。
躊躇いなく、かぐわしいマスク越しの空気を胸いっぱいに吸い込む。
サテンよりも硬質な艶を放つエナメルが彼女のヒップラインを縁取って、
そのボリュームを際立たせている。
先ほどより一回りも大きく見えるヒップが、今度は暴力的に私の顔面を襲った。

鼻先に押し付けられたサテンの匂いなど味わう余裕も残されず、
顔中を圧倒的な肉の重みとエナメルで塞がれてしまい、息の逃げ場がない。
苦しさでもがきそうになると、ふいに腰を上げられて、呼吸を許される。
息を吸い込んだ瞬間にヒップがどしりと襲い来る。
すぐに苦しくなり、もがき、
ふいに上げられた腰の隙間から息を吸い、また顔を塞がれる。
「あんまりジタバタすると、余計に酸素を使うのよ?」
あくまでも優しく話しかける彼女によって、私の手は恋人のように握りしめられている。
絡んだ指を振りほどいて、ヒップをどかすようなことは、私には出来ないのである。
何故なら私は、彼女の愚かな奴隷だからだ。

「お前が着てほしいと言ったエナメルのTバックでしょう?」
「何か不満でもあるのかしら」
「それとも私のお尻が嫌いなの?」
「そんなに暴れるほど嫌なら、お前の顔から降りて、もう二度と座ってあげないわ」

冷酷に放たれる言葉とは裏腹に、
ほんの一時許される呼吸の間に見える彼女の顔は満面の笑顔だ。
息が出来ない、苦しい、苦しい。
一瞬の許可の間に空気を吸っても、窒息するまでの間隔はどんどん短くなる。
でも私は愚かだから、彼女に座ってもらえないのは、もっと嫌なのだ。
だから私は、もがき、彼女の指を握り返しながら、必死で耐え続けた。

「あら、もっとがんばってくれるの?それはすごく嬉しいわ」
私の思いを見透かしたように、彼女の声が笑った。ああ、嬉しい。
「じゃあ、最後に30秒だけ我慢して。それで許してあげる」
相変わらずニコニコと見下ろしながら彼女は言った。
30秒?だが、そんな短い時間で私が許してもらえるわけがない。
恐怖と不安と諦めと、彼女の冷たい笑顔が、心を支配していく。
「いーち、にーい、さーん、し、ごーお、ろーく・・・・・・」
これまでより更に肉をぴったり密着させ、
子供が数を数えるように、ゆっくりとゆっくりと、カウントアップし始めた。
無邪気な声の奥にある残酷さはもはや隠れもせず、私を蝕む。
頭が朦朧とする、意識が黒くなり白くなる。
「じゅういーち、じゅうにー、じゅうさーん・・・・・・」
もがき、呻く。しかし私は無力である。
永遠のような30秒が、終わらない30秒が、ゆっくりとゆっくりと過ぎてゆく。

「にじゅうきゅーう・・・・・・さんじゅう!」
「ぶはあっ!はあ!はあ!はあ!」

頭を締め付けていた重みが一気に消え、
マスクになっていたサテンのパンティも外されて、
意識を手放してしまう寸前で私はようやく開放された。
「あははははは!まるで獣の呼吸ね、ほら、しっかり息をおし」
胸の中が冷えるほど息を吸う。
耳の奥で血管がどくどくと鳴っている。
満足そうな笑い声が聞こえる。
身体は脱力しきっていて、情報は音しか処理出来ない。

「思っていたよりがんばったわね、嬉しいわ」
嬉しいのか、良かった、私も嬉しい。
「ご褒美をあげましょうね」
頭をなでられた。嬉しい。
彼女は立ち上がり、エナメルのTバックを脱ぎ去った。
ああ・・・美しい。
さっきまで私を地獄に突き落としていたヒップと同じものなのに、
正面に向き直った彼女の下半身は、今はただ美しい。
むしゃぶりつきたくなってしまったが、私は大人しく待った。
少しばかりのふわふわとした毛と、
小さなひだの間の、ぬるりとした甘酸っぱさと、
しっとりした薄ピンク色の、少し冷たい柔肉が、
ついに私の顔面を、優しく優しく包みこんだのだった。



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